ネット物販ビジネスで収益化する際に、複数の販路を持つことは商品の回転を速めることにつながるので非常に重要な要素です。
なかでも、アマゾンは個人でも簡単に出品が出来るのでアカウントを持っている方も多いと思いますが、一つの販路に依存することは危険です。
- アマゾンアカウントが閉鎖された
- アマゾンの規約が変更されて出品が出来なくなった
- アマゾン手数料が値上がって利益が無くなった
万が一この様な事態に陥った時に、他のキャッシュポイントはありますか?
物販でもそうですが、ビジネスでは常にリスクを想定しながら取り組むことで堅実に成長することが出来ます。
そこで是非使って欲しいのがヤフーショッピングです。
目次
ヤフーショッピングの特徴
①固定費が無料
アマゾンの大口出品者は毎月5,000円、楽天(スタンダードプラン)は毎月50,000円の固定費が必要なのに対して、ヤフーショッピングでは無料になっています。
例え商材の販売が出来ない状態であっても支払いが無いので、ノーリスクで始めることが出来ることは魅力的です。
②手数料が安い
アマゾン販売では、毎月の固定費のほかにも、販売の成約ごとに8%~15%の手数料が発生します。
一方でヤフーショッピングでは、決済手数料3.7%とアフィリエイト・ポイント原資が手数料として売り上げから差し引かれます。
私の場合は4.5%ほどの手数料になっているので、100万円を売り上げた場合の手数料は5万円ほどで済んでいます。
③顧客の囲い込みが出来る
一度でも購入をしてくれたお客様は、メールアドレスなどの個人情報を得ることが出来ます。
自分のショップで新しく入荷した商品やキャンペーンをDMなどでリピート販促することで、顧客を囲い込むことが出来ます。
④アマゾンよりも売れ行きは悪いが売れていく
確かにアマゾンは非常に売れ行きの良いECサイトになるので、販路としては王道なので必ず持っておきたい販路です。
ただし、アマゾンほどではありませんが、ヤフーショッピングでも商品は売れていくことは意識して欲しいです。
私の場合は、ヤフーショッピングの売り上げはアマゾンの3割程度です。
確かにアマゾンよりも売れ行きは劣りますがmヤフーショッピングを利用することで売り上げが1.3倍になるということなのです。
売れ行きが良くないという理由だけで手を付けていないのであれば非常に勿体ないです。
⑤テナント型モールの利点を活用してアマゾンと併売できる
商品が先行するアマゾンのようなマーケットプレイス型モールは、その商品を扱う他のセラーと差別化を図るには、価格競争という選択肢しかありません。
その結果、値崩れが頻繁に発生して薄利になってしまうケースも多々あります。
一方で、ヤフーショッピングはテナント型モールは、商品ではなく自ショップが先行するため、安易に販売価格を下げずに、送料やポイントの工夫など販売戦略を考えることが可能です。
また、アマゾン本体が出品している商品はアマゾンマーケットプレイスで販売してもカートをとることは難しですが、ヤフーショッピングでアマゾンと同価格程度で出品することで回転良く売れていく商品もあります。
この様な商品をアマゾン本体よりも高値でFBA出品しておき、実はヤフーショッピングでマルチチャネルで販売する戦略は非常に有効です。
アマゾンよりも手数料が安いので、仕入れ額次第ではこの様な販売戦略も出来るので覚えておきましょう。
ヤフーショッピングの出店申し込み方法
ヤフーショッピングは以下のリンクから出店の申し込みが可能です。
https://business-ec.yahoo.co.jp/shopping/
出店申請に際して必要なものは以下の通りです。
- Yahoo! JAPAN ID
- クレジットカード情報
- 代表者情報
- 銀行口座情報
- 開業届け写し
- 住民税の納税証明書写し
- 出店予定商材情報
- 販売免許、許可証
それでは一つずつ確認していきましょう。
①Yahoo! JAPAN ID
Yahoo!ショッピング出店後にストア管理ツールへログインする際に使用します。
新規取得はこちら
以下のYahoo! JAPAN IDでは申込みが出来ないので、該当している場合は新規IDを作成しましょう。
- ヤフオク!ストアに登録済みのYahoo! JAPAN ID
- 法人の場合、管理者ではないYahoo! JAPANビジネスIDと連携しているYahoo! JAPAN ID
- 個人事業主の場合、代表者以外のYahoo! JAPAN ID
②クレジットカード情報
有料オプション利用料など、出店者の支払い差額が発生した場合に、登録のクレジットカードへ請求が発生します。
- 法人は、法人名義、代表者名義、または管理者名義のクレジットカードを登録する
- 個人事業主は、代表者名義のクレジットカードを登録する
- 登録後に、別のクレジットカードに変更可
③代表者情報
クレジットカード決済サービスの加盟店審査に利用されます。
- 登記簿謄本に記載されている代表者情報を入力
- 個人事業主は、確定申告書に記載した本人の情報を入力
④銀行口座情報
決済サービスの利用代金やポイント利用料金などの振込先として利用されます。
- ゆうちょ銀行は登録不可
- 法人は、企業名をすべて含む銀行口座が必要
- 代表者名義のみの銀行口座は、申込みの代表者と名義が全て一致する必要がある
- 個人事業主は、申込みの代表者を含む銀行口座が必要
⑤開業届け写し(個人事業主のみ)
個人事業主は本人確認書類(開業届け写し)の提出が必要です。※
- 出店審査に際して、新たに個人事業主を届け出る場合は、国税庁のサイト(外部サイト)を参考にしてください。
- 「個人事業の開業・廃業等届出書」をダウンロードして必要事項を記入し、税務署へ提出すれば届出は完了します。
- 創業数十年経過等により開業届写しの提出ができない場合は、【確定申告書または青色申告書】の提出が必要です。
⑥住民税の納税証明書写し
個人事業主は本人確認書類(住民税の納税証明書写し/直近2年以内)の提出が必要です。
- 前年度学生であった等により、住民税の納税証明書写しの提出ができない場合は、【住民税の課税・非課税証明書】を提出します。
⑦出店予定商材情報
Yahoo!ショッピングでは、取扱できない商材があるので、「Yahoo!ショッピングストア運用ガイドライン」を確認のうえ申請します。
- ここでは無在庫販売を制限するために設けられたと推測される項目です。
⑧販売免許、許可証
⑦で申請した商材によっては免許が必要な場合があります。
ヤフーショッピングの出店審査について
ヤフーショッピングの出店審査基準については、公開されていません。
私の周りでも一回で通った人もいれば、何回申請しても一向に通らないという人もいます。
そんな状況で、私が出店申請で審査が通った時の経験やコンサル生などから集めた情報を記載していきます。
ここに記載してる情報は、あくまでも審査の対象となる可能性があるもの、と理解してください。
①個人事業主としての1年以上の実績がある
ヤフーショッピングの出店審査に際して開業届をだして個人事業主になった人に比べて、審査以前から個人事業主として1年以上の物販をしていた実績のある方は、審査に受かる傾向にあることが分かっています。
②他販路で実績がある
アマゾンで販売実績がある方は、ショップのレビュー評価を集めると、ヤフーショッピングの出店審査時に参照されるので効果的だと考えられています。
③Yahoo!IDに問題がある
過去にヤフオク無在庫での大量出品や購入者とのトラブルなどでアカウントが閉鎖したり問題があったYahoo!IDは審査が通りにくいようです。
この場合は、新規でYahoo!IDを取得して申請をしてみましょう。
④Yahoo!プレミアム会員に登録する
月額498円でYahoo!プレミアム会員になれます。私も審査申込み時点ではプレミアム会員だったので、一発で審査が通りました。
もし審査がなかなか通らないけれども、プレミアム会員になっていない場合は、お試し2ヵ月無料でもあるので、会員になってみましょう。
まとめ
ヤフーショッピングは必ず持っておきたい販路の一つです。
- 月額固定費が無料
- 手数料が安い
- 顧客の囲い込みが出来る
- アマゾンよりも売れ行きは悪いが売れていく
- テナント型モールの利点を活用してアマゾンと併売できる
このような特徴があるので、まだアカウントを持っていない場合は、すぐに審査に申し込みましょう。
一度で審査が通らなかった場合でも、この記事を参考に諦めずに何度も挑戦してみてください!
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