ここでは、これまででお伝えした刈り取りをするために、『どのように商品をリサーチしていくか』をご説明します。
商品のリサーチは一番重要な部分になりますので、じっくりと読んで理解し、自分の中に落とし込んでください。
検索をするうえで必要な絞り込み機能
アマゾンでリサーチをする際、色々な条件に合わせて詳細を検索することが可能です。ここでは、必要な絞り込みの機能をお伝えします。
・プレ値抽出=&pct-off=-0
プレ値の商品を抽出するのに使うのが『&pct-off=-0』です。これを URL の末尾に入れることで『0%オフ』つまり『プレ値』の抽出が可能です。
ただし、元々の定価設定をしていない商品も検出されますので、 100%プレ値だけが抽出されるわけではありません。
1.DVD などジャンルを決めて、カテゴリーを絞る
DVD だけだと、プレ値抽出が出来ないので、もう一段回カテゴリーなどを絞ります。「乃木坂」などという特定のキーワードを入れてからプレ値抽出でも OK です。
この時に、以下の様に商品一覧が表示される状態になるまで、カテゴリーを掘り進めましょう。
2.URL の末尾に『&pct-off=-0』を入れて検索する
URL の末尾に、画像のようにプレ値抽出のワードを入れて検索をしましょう。
3.予約商品を消す
このままだと、今すぐに仕入れが出来ない『予約商品』も抽出されてしまいます。
それを消すために『過去90日』でソートをかけたり、『中古品』でソートをかけたりします。(中古のリサーチというわけでなく、予約品は中古販売がないから引っかからなくなるということです。)
以上の工程でプレ値の商品のみが抽出されます。
※『pct-off』は、〇〇%オフの検索でも利用できますので、自分の狙いたい絞り込みに利用してください。
90%OFF → &pct-off=-90
50%OFF → &pct-off=-50
30%OFF → &pct-off=-30
【値段での絞り込み】
刈り取りが可能な商品は、比較的高値の商品が多いので、値段の絞り込みもしていきましょう。
&low-price=〇〇=〇〇円以上
&high-price=○○=〇〇円以下
&low-price=〇〇&high-price=〇〇=〇〇円以上〇〇円以下
主にこの3つを使って価格を絞り込みます。これも URL の末尾に入れることで機能します。
試しに『&low-price=15000&high-price=5000』で検索すると、以下のように価格帯を絞り込んだ商品が表示されました。
4.短縮ワードの設定
電脳リサーチをする際、重要なのは『いかに効率的にリサーチをするか』です。ですので、絞り込みワードは短縮ワード設定をしておくようにしましょう。
Windows の右下の A(あるいは「あ」)を右クリックします。
単語の登録を選択します
単語=短縮したいワード(&pct-off=-0 など)を入れます。
よみ=自分で設定したいワードを入れます。
ちなみに私は以下の様に登録をしています。参考にしてください。
5.売れている順に表示させる
さらに売れている順に並び替えます。そのためには、URL末尾に以下を追加します。
&sort=popularity-rank 人気順
&sort=-salesrank 売上順
6.Keepaグラフを見て商品をリサーチしていく
今までの方法で表示した商品を、順にみていきましょう。
商品リンクをクリックして詳細まで確認する必要はありません。
一覧表示されている状態で、Keepaグラフをみていくのが効率的です。確認のポイントとしては、以下の2点になります
- たびたびアマゾンの在庫が復活している
- 相場価格とアマゾン価格の差が大きいこと
以下のようにヒゲが出ているグラフの商品が理想的です。
条件反射できるように視覚的に覚えておきましょう。
■セラーからリサーチする
これも非常に有効なリサーチ方法です。
アマゾン刈り取りで稼いでいるセラーを見つけ出すことで、そのセラーが出品している商品を狙えば良いだけなので、自分で商品を探す必要がなくなります。
セラーの見つけ方は、先ほど説明したアマゾンが定期的に在庫復活を繰り返している商品の出品者を探していくだけです。
例えば、以下はさきほどのKeepaグラフの商品を販売しているセラーの商品ページですが、赤枠は刈り取りで仕入れたと思われる商品ということが分かります。
■廃盤品のリサーチ
廃盤商品は、プレ値になっていることも多いのでリサーチをしていきたい商品です。
アマゾンページから廃盤かどうかを判別するのは困難なので、『メーカー直販サイト』 からリサーチをするようにしましょう。
今回は、パナソニックのメーカーサイトからリサーチをしてみます。
『メーカー名+廃盤(生産終了)』などで検索すると以下のようなページがヒットします。
この中で、『比較的新しい商品』をリサーチするようにしましょう。
古すぎる商品は、アマゾンや業者の在庫復活があまり多くないからです。
試しにファクスでリサーチしたところ、下図の商品が見つかりました。(パンソニックは新しい順で並び替えも出来ます。)
これを、Keepa でチェックすると、やはりアマゾンが在庫切れをしている商品で、復活する可能性のある商品でした。
この商品が18000円台で復活したら2000円ほどの利益が取れますので、ツールに登録をしておきます。
■刈り取りの基準
アマゾンは豊富に在庫を持っているので、刈り取る基準を作らないといけません。
まずは、売り切る期間ですが、これは資金状況によって変わってきます。
資金があまりなく、回している段階なら1か月以内に売り切れる量の商品だけ刈り取るようにしましょう。
また、アマゾンの在庫量は『カート』に入れて999と入力することで分かります。
999以上在庫場ある場合は、日々在庫数をチェックしながら、999を切った段階で刈り取りするかどうかを判断しましょう。
おひとり様10個までなどの制限がかかっているものは、アマゾンの在庫が少ないことが多いです。底値なら仕入れて少し寝かせればアマゾン在庫が切れることが多いです。
以下の場合、980点の在庫になっています。このような商品は、廃盤の場合はこれで切れることもありますので、廃盤かどうかの確認をして仕入れるようにしましょう。
アマゾンの在庫も無限ではありませんので、廃盤でこれ以上在庫が出てこなそうな場合や、最後の売り切りと判断できる場合は一気に刈り取りをしていきましょう。