簡単に仕入れが出来るリサーチ方法として私がオススメしているのが、アマゾンで売れている商品をリサーチしてECサイトで探すという手法です。
■まずはアマゾンで売れている商品をリサーチする
これは、売れていればなんでもいいというわけではありません。
先ほどのヤフーショッピングのリサーチポイントで挙げた条件を意識してください。リサーチ条件は以下の通りでしたね。
- アマゾンが出品していない → カートが取りやすい
- FBA出品者が3以上 → メーカー規制の可能性が低い
- レビューがある → 回転が良い
- 販売価格が1,000円以上 → 安すぎないので利益が残しやすい
- プレミア価格になっている → 定価仕入れでも利益が取れる
任意のカテゴリを決めて、そこから上記の条件で掘り下げてリサーチ対象を見つけていきましょう。各々の条件について解説していきます。
・アマゾンが出品していない → カートが取りやすい
これは、アマゾンの商品一覧のページで表示されたグラフを見ると一目瞭然です。(※201年2月よりグラフ表示はKeepaの有料サービスが必要になりました)
上記の商品を見てみると、赤枠で囲んだ商品がアマゾンが出品してない商品になります。簡単な見分け方としては、グラフにアマゾン販売を示すオレンジ色が無いことです。
逆にオレンジ色が表示されている商品は、リサーチするだけ無駄なのですべてスルーした方が効率よくリサーチできます。
・FBA出品者が3以上 → メーカー規制の可能性が低い
この条件は、グラフ下の新品枠内に表示された出品者数をみるとすぐに確認できます。
上記の場合は赤枠で囲んだ商品が対象になりますが、ヘッドホンは69件と出品者が非常に多いので、価格競争を避ける意味で対象から外すのが無難です。また、ここの件数が1件の商品は、メーカーのみが出品許可されている商品の可能性があります。
これを知らずに出品してしまうと商標権の侵害として訴えられてしまう可能性があるのでスルーしましょう。
・レビューがある → 回転が良い
この条件については、アマゾンページ左側に表示されている「カスタマーレビュー」の☆ひとつ以上を選択しましょう。
一見、☆一つは評価の悪い商品と考えがちですが、売れている商品はたくさんあります。
この条件により、レビューが無い商品を除外することで、ある程度の人気商品のみに絞り込むことができます。
・販売価格が1,000円以上 → 安すぎないので利益が残しやすい
この条件は、URL末尾に以下を追記することで表示できます。
&low-price=1000
1000円以下の価格は表示しない、という意味です。
ゲーム機や家電など高額商品の多いカテゴリーでは、ここの数値を高くすることで高い精度でリサーチすることができます。
リサーチするカテゴリーに応じて臨機応変に価格を変えてみましょう。
・プレミア価格になっている → 定価仕入れでも利益が取れる
この条件は、URL末尾に以下を追記することで表示できます。
&pct-off=-0
割引が0%の商品を表示する、という意味です。
この条件を追加する影響で、アマゾンが出品している商品が一気に減るのもリサーチの効率化になります。
リサーチ条件に合致した商品をリサーチしたところ、以下の商品を見つけました。
それでは、この商品の仕入れ先を探していきます。
最も簡単にリサーチする方法としては、JANコードもしくは商品名を グーグルで検索することです。
JANコードはモノレートに表示されているので確認しましょう。
この商品のJANコードが分かりました。それでは検索してみましょう。
この時に、検索したいJANコードを右クリックから辿ると効率よく検索できるので覚えておきましょう。
検索結果が表示されました。今回はグーグルのスポンサー枠でヒットしました。ヨドバシカメラで1,710円で買えそうです。
リンク先に移動してみましょう。
送料無料、ポイント10%付で仕入れができますね。今のカート価格で売れれば、以下の計算になります。
仕入れ値1,710円、販売価格3,292円、粗利728円、利益率22%
今回はJANコードで引っかかりましたが、同様に商品名でも検索してみます。
(※商品名で検索する理由として、ECサイトでその商品を扱っていてもJANコードがサイト内に表記されていない場合は検索でヒットしないからです。そのようなサイトのリサーチ漏れを防ぐためにきちんと検索しましょう)
商品名で検索すると、最初の3件がアマゾンでヒットしました。
しかし、これはもちろん確認不要です。その下にビックカメラのサイトがあるので見てみます。
税抜1,590円ですが、在庫は残念ながら無いようです。
基本的にはこの繰り返しで、ビックカメラの下にヒットしたECサイトを順番に見ていくだけで仕入れ商品が見つかっていきます。
グーグルの検索結果で、3~4ページくらいまでリサーチして見つからない場合はスルーして次の商品に切り替えると効率が良いです。あまり深追いしても時間のロスになる場合が多いからです。
電脳せどりのリサーチは、ある程度で見切りをつけて、より多くの商品をリサーチすることを意識しましょう。
これによってリサーチスキルがどんどん鍛えられていきます。
■おススメの仕入れ先一覧
~家電関連~
家電系のネットショップでは、「アウトレット品」「型落ち品」「タイムセール品」「週末セール品」をリサーチします。
基本的な考え方として、新商品ではなくて旧製品を狙います。
その理由として、新製品は供給過多により市場価格が安定しているのに対して、旧製品は需要に対して供給量が少ないため安く仕入れて高く売れる可能性が高いからです。
以下の様にショップによっては安くなったら通知する機能があります。
特に、アマゾンで定価超えのプレミア価格になっている商品は入荷通知をしておきましょう。
入荷のタイミングで仕入れることで利益確定なので、このような商品を見つけてたくさん登録してください。
また、Eメールや問い合わせ欄から、価格交渉や個数限定商品の複数買いの相談が出来ます。
交渉については、電脳せどりではなぜかやらない人が非常に多いのですが、意外と成功するケースがあるのでダメもとでチャレンジしましょう。問い合わせだけならタダで出来ます。
サイトの一番下に「お問合せ」というメニューがあるショップが多いです。
以前、ジョーシンアウトレットで販売されていた電球が一人一個までに制限されていたのですが、家を新築するので複数個買いたいという理由で問い合わせたところ、20個買うことに成功しました。このひと手間だけで利益が20倍になったということです。
このように、利益を上げるためにも、ガンガン交渉しましょう。
~メディア関連~
メディア関係は、「プレミア価格」の商品を定価で仕入れたり、「アウトレット品」「タイムセール品」を狙いましょう。
【例 ブックオフオンライン】
ブックオフオンラインは中古の商品を仕入れることができます。
初回限定など、市場に出回っていない希少性の高い商品を狙うと効果的です。目当ての商品を探して、在庫切れの場合は入荷お知らせメールに追加しましょう。
【例 駿河屋タイムセール】
駿河屋は頻繁にタイムセールを行っています。50%以上の値引き率を狙っていきましょう。
【例 タワーレコード】
オンラインで店舗在庫を取り寄せることが可能です。この特徴を利用して、アマゾンでプレミア価格になっている商品をリサーチしてタワレコで探すことで仕入れ商品が見つかります。
以下の赤枠で囲んだ商品は、ネット在庫が無いけれども店舗在庫はある、ということが分かります。このような商品が狙い目となります。
また、タワーレコードでは不定期で以下のような激安セールが開催されます。
このセールだけで30万円以上の利益を出したこともあります。ほぼすべての商品が仕入れ対象になるくらいのセールでした。
セール情報はFaceBookやTwitterをフォローして収集しましょう。
【例 DVDアウトレット】
アウトレット品を扱っていますが、未使用・未開封の新品で販売されている商品が非常に多いです。
毎日、大量の商品が販売されるので、「新着順」に見ていくと効率の良いリサーチが出来ます。
ただし「訳あり」などの場合はシュリンク破れなどが多いのでリサーチから除外します。
~おもちゃ・フィギュア・ホビー関連~
おもちゃ・フィギュア関係は、割引率が高く、在庫が少なくなっているものを中心にリサーチします。ただし、予約販売の商品も多いので、それは除外してみていきましょう。
【例 トイザらス】
クリアランス・アウトレットの商品が狙い目になります。このコーナーは、在庫処分品や旧モデル品が投げ売りされているので非常に仕入れがしやすくなっています。定期的に確認をするようにしてください。
~食品・化粧品関係~
食品・化粧品関係は、「サンプル商品」を安く仕入れたり、高回転の商品が多いので大量仕入れが出来るジャンルになっています。賞味期限や使用期限が近いという理由から、値下がりしている商品もあるので、期限をしっかりと確認してから仕入れましょう。
特に期間限定品やご当地商品などはプレミア価格になりやすいので合わせてリサーチしていきましょう。
【例 ベルコスメ】
数あるコスメサイトの中でも最も仕入れがしやすいショップです。その理由は、まとめ買いの割引率がスゴイのです。
以下を仕入れたときは、購入額1万円ごとに3,000円割引のキャンペーン中だったので、6,000円の割引になりました。20%以上の割引という計算になります。
また、頻繁にセールが開催されているので、チェックしましょう。