物販では、仕入れが発生するため確実にキャッシュアウトが発生します。必ず覚えてほしい考え方の基本が、「入金は素早く出金は遅く」です。
アマゾンの入金は2週間に一度という決まりがあるためコントロールできませんが、出金についてはテクニックをつかうことで遅らせることが可能です。
■クレジットカードをうまく使う
クレジットカードの引き落とし日は、 カード会社によって異なります。
【REXカード、楽天カード】
毎月末日締め 翌月27日払い
【イオンカード】
毎月10日締め 翌月2日払い
【三井住友カード】
カード会員による選択 毎月15日締め、翌月10日払い
もしくは 毎月末締め、翌月26日払い
支払日が異なるカードをうまく使い分けるのがポイントです。
毎月1日~15日までは『末締め、翌月27日払い』
毎月16日~月末までは『15日締め、翌月10日払い』
このように仕入れで締め日が異なるカードを使い分けることで支払日を最大限先延ばしにしましょう。
また、クレジットカードは2回払いまでは金利手数料無料なので、高額商品などを仕入れる際に利用することで支払いをさらに先延ばしにすることもできます。
つまり、小資本のかたでもしっかりと仕入れをすることが出来るということです。
ただし、2回払いの弊害として翌月のカード枠が減るということも考慮しましょう。
一方で、Amazon売上金の入金サイクルは出品者登録した日から2週間で1回売り上げの締め日が来て、振込手続きに入るので、入金日もしっかりと把握しましょう。
このように「入金は素早く出金は遅く」を意識してください。
■回転意識
私はせどりをスタートしたときは「資金3万円」ではじめました。
副業でしたが、試行錯誤を重ねた結果 順調に行き、月収100万円くらいは稼げるようになりました。
そこに到達するまでの資金額は、
5月 10万
7月 20万
9月 35万
12月 70万
と雪だるま式に増やしました。
これをやるために大切なのは「回転意識」です。現金で買うにしても、クレジットで買うにしても、初めのうちは「一か月以内で売り切る」ことを意識してください。
具体的な例を以下にあげると、
【前提】
資金が10万円ある場合で、1万ぐらいの商品を扱った場合
①利益率20%で2週間以内には売れる商品
②利益率40%で2か月以内には売れる商品
で考えてみましょう。あなたなら、どちらを仕入れますか?
【①の商品を回転させた場合】
1万円の商品を販売(手数料10%)とすると、1万5千円での販売で利益率が20%ぐらいです。
振込額は1万3千円×10で
2週間後 13万円
1か月後 17万円
6週間後 22万円
2か月後 28万円
【②の商品を売った場合】
2か月後 18万円
結構大まかな計算なのですが、複利によって、これだけの違いが出てくるのです。
私の場合は、仕入れた品の8~9割は2週間から1か月以内に売れていくので、キャッシュがどんどん増えていきます。
このような考え方で、資金をどんどん増やしていきましょう。
■価格改定
価格改定は、大体2日ごとぐらいに行っていきましょう。商品にもよりますが、常に最安値に合わせる必要はありません。
例えば、一日に50個ぐらい売れる商品があり、5人の出品者が価格を下げてきた場合を考えてみましょう。
ライバル店が抱えている在庫が100個ぐらいの場合、2日後には価格は戻る可能性があります。そのような場合は、価格が戻るのを待つようにしましょう。
逆に、回転が遅く、一か月に2~3個しか売れないような場合は価格を下げざるを得ない場合もありますので、どのぐらいの期間で売り切りたいかを想定しながら価格を改定しましょう。
また、基本的に価格は「カート価格」に合わせるようにしましょう。さらに、回転がとても早い商品の場合は「価格を上げる」こともやるようにしましょう。ここで、ライバルより利益を出すことが出来ます。
毎日、価格改定をするのが大変な場合は先ほどで紹介した 『マカド』を利用して省力化しましょう。
■ライバルの在庫数を確認する方法
ライバルの在庫数を知る方法は、ライバル店の商品を「カートに入れ」て、注文数を「999」にします。
すると、「この出品者の在庫数は〇〇個です」と出てくるので、それを利用して確認しましょう。購入ページまで進まないように注意してください。